公認会計士予備校は通学か通信か。双方のメリット・デメリットを学ぼう!
公認会計士の資格を取得したいと考えた時、予備校は通学または通信講座のどちらがいいのか悩んでいる方もいるでしょう。自分の生活スタイルに合った勉強方法を選んで効率よく学習したいですよね。そこで今回は、公認会計士予備校は通学か通信か、双方のメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
公認会計士予備校に通学して学ぶメリット
まず公認会計士予備校に通学して学ぶメリットを紹介します。
講師の授業を直接受けることができる
公認会計士予備校に通って講師の授業を受けることで学習のペース、科目のバランス、出題傾向、試験を合格するテクニックやコツなどを学ぶことができるでしょう。
教室では生の授業を適度な緊張感を保ちながら受講できます。そのような環境で授業を受けることで集中でき理解力や記憶力を高めることができるでしょう。また授業を進めていく中でわからないことがあれば教室で直接講師にいろいろ質問できます。
勉強が習慣化しやすく学習のペースを保てる
毎週決まった曜日、時間帯に通学しカリキュラムにそって授業を受けることで勉強が習慣化するでしょう。ルーティンができれば勉強する時間をきっちり確保でき、学習のペースが乱れてしまうのを防ぐことができます。
仲間ができる
公認会計士予備校に通学することで同じ目標を持つ仲間ができることは最大のメリットといえるでしょう。「公認会計士の資格を取得すること」が共通点なので普段の会話から自然と試験に関わる話題や情報を入手できます。
またモチベーションが下がってしまった時には仲間と励まし合い、相談に乗ってもらうことでやる気のない気持ちを修復できるでしょう。
公認会計士予備校に通学して学ぶデメリット
次に公認会計士予備校に通学して学ぶデメリットを紹介します。
通学に時間がかかる
公認会計士予備校に通学で通う場合、通学に時間がかかるというデメリットがあります。自宅から学校まで通う往復時間を考えると、時間に余裕がない人であれば負担になってしまうこともあります。
また予備校が通いやすい場所でなければ通学はより難しくなります。通学を希望している場合には、まず近くに自分が勉強している資格の講座を学べる予備校があるかどうかを確認しておきましょう。
遠くても評判がいいなどの理由で無理やり通学を試みても、仕事などで忙しく通いきれずに予備校に支払ったお金を無駄にしてしまうこともあります。
通学は通信講座に比べると割高
公認会計士予備校によってさまざまですが通学は通信講座に比べると受講料は高めです。さらに通学には交通費が必要になることもあります。
自宅や学校、職場周辺に予備校がある場合には徒歩や自転車、通勤、通学の定期を利用して通うことができますがまったく接点がない場合には交通費がかかるので通学にはお金がかかってしまいます。
1日にすると大した金額ではないと思われる方もいますが、公認会計士予備校に通う期間や回数によっては無視ができない負担が大きな金額の支出になってしまうこともあります。
公認会計士予備校の通信講座を活用して学ぶメリット
公認会計士予備校で通信講座を活用して学ぶメリットにはどんなことがあるのでしょうか?こちらも見ていきましょう。
自分のペースで学習できる
通信講座を受講するメリットは自分のペースで学習できることが大きな魅力の1つでしょう。
通信講座では予備校に通学する必要がなく時間に縛られることもありません。定められた時間に授業を受講しなければいけないといったルールもないため自分のペースで学習を行うことができます。
たとえば会社勤めをしていて仕事をしながら資格を取得したい、妊娠している、子育てで忙しいなど予備校に通学するには時間も労力も必要といった方にはおすすめの勉強方法です。
通信講座であれば空いた時間を利用して資格取得を目指すことができます。やる気は人一倍あるけど時間が足りないといった方にはぴったりの学習機関です。
無駄な時間を省くことができる
公認会計士予備校の通学を選択した場合には、学習する時間以外に必要とする時間がかなりあります。予備校に通う通学時間、仲間と教室で休憩をとる、事務的な作業を窓口で行うなどの時間が積み重なることで無駄な時間が増えてしまうことがあります。通信講座であれば自宅でひたすら勉強に集中し時間を節約できます。
公認会計士予備校の通信講座を活用して学ぶデメリット
公認会計士予備校の通信講座を利用するデメリットを見てみましょう。
モチベーションの維持が難しい
学習時間を自由に利用できるということは勉強しなければいけない時間でも自由に休むことができてしまいます。通信講座では思っている以上に自主的に学習を進めることは難しく、意思もかなり強く持たなくてはいけません。
仕事帰りや子育ての合間などを活用して勉強をはじめても、ストレスに感じたり辞めてしまいたいと感じたりすることもあるでしょう。
モチベーションの維持に努めるには、細かくスケジュールを立てしっかりと自己管理を行うことが大切です。後回しにせず、さぼってしまおうという欲を捨て目標に向けて頑張りぬくことが必要でしょう。
孤独感が強くなる
通信講座を活用するデメリットは孤独感を強く感じてしまうことでしょう。通学であれば同じ目標を持った仲間や講師がいることでわからないことが聞けたり励まし合ったりできます。しかし通信講座では1人で勉強に立ち向かわなければいけません。
最近では勉強用アプリやSNSなどを利用して自身の学習状況を公開している方もいます。SNS上で仲間を見つけ励まし合うことで強い孤独感を和らげることはできますが、1人で学習をコツコツと進めていく自信がない方には通信講座はあまりおすすめできません。
いかがでしたか?今回は、公認会計士予備校は通学か通信か、双方のメリット・デメリットを紹介しました。双方のメリット・デメリットを把握し無理のない受験生活を送りましょう。公認会計士の資格を取得するのに予備校を通学や通信講座で悩んでいる方は参考にしてみてください。