公認会計士予備校のオンライン講座を利用するメリット・デメリット!
公認会計士を目指す方の中には、予備校に通学するか、オンライン講座を受講するかで悩む方もいるのではないでしょうか。公認会計士になるには、2,000時間から4,000時間の勉強が必要といわれています。そのため、自分が続けやすい方法を選ぶことが大切です。この記事では、オンライン講座のメリットやデメリット、受講スタイルについて解説します。
公認会計士予備校のオンライン講座を利用するメリット
ここでは、オンライン講座のメリットを3つ紹介します。
自分の生活スタイルに合わせて勉強できる
人によって集中できる時間帯は違います。オンライン講座であれば、早朝や深夜など、自分の好きな時間帯に勉強できます。パソコンだけではなくスマートフォンからの視聴もできるため、通勤や通学時間、ちょっとした空き時間も有効に活用できます。
また、自宅で勉強する場合、自分のタイミングで食事や休憩を取ることができ、ペースを崩さずに勉強できます。
効率よく勉強ができる
オンライン講座の場合、途中でわからない部分がでてきたら、巻き戻して視聴できます。また、自分が理解している部分や復習の時には倍速にできるため、効率的に学習できます。「2時間の講義を倍速にして2回見る」という学習もできるため、限られた時間の中で繰り返しインプットを行いたい方にも向いています。
移動によるストレスがない
オンライン講座の場合、自宅で受講できるため、通学の負担がなくなります。住んでいる地域によっては予備校への通学に往復1時間以上かかることもあります。オンライン講座であれば、移動時間がないため、その分を勉強に費やすことができます。
また、朝や夕方の通勤ラッシュに巻き込まれることがないですし、暑い時期に外出する必要もありません。環境の変化によるストレスがないため、集中して勉強できます。
公認会計士予備校のオンライン講座を利用するデメリット
ここでは、オンライン講座のデメリットを3つ紹介します。
計画的な学習が必要になる
予備校での公認会計士の講義は、通常2年程度です。出題範囲が広いため、計画通りに勉強しなければなりません。通学では、勉強のリズムを自然と作ることができますが、オンライン講座では、自分の意志で勉強リズムを作る必要があります。
1人で勉強していると、スランプに陥ったり、勉強の意欲が低下したりすることもあります。図書館や自習スペースを利用して環境を変えたり、相談できる相手を見つけたりするなど、勉強し続ける工夫が必要となります。
疑問点をすぐに解決しづらい
講義でわからない部分があった時、通学の場合はすぐに講師へ質問できます。オンライン講座でもメールや電話で質問することはできますが、すぐに回答をもらえるわけではありません。疑問をすぐに解決したい方にとってはデメリットといえるでしょう。
予備校によっては「よくある質問」として他の受講生からの質問と回答がまとめられているところもあります。予備校の制度をうまく利用して、自分の学習に活かしましょう。
周りに相談できる人がいない
通学の場合、同じ目標を持つ受講生がいるため、悩みを相談したり、周りの頑張りに刺激を受けたりすることもあります。オンライン講座の場合、勉強の大変さを理解する人が身近にいないため、悩みを抱え込んでしまうケースもあります。
また、公認会計士試験は相対評価です。1人で勉強していると、周りが今どのような状況なのか、自分がどのくらいの位置にいるのかわかりづらいデメリットもあります。
公認会計士予備校の受講スタイルの種類
オンライン講座には、主に3つの受講スタイルがあります。
Web講座
インターネットを使って講義を受講します。パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレット端末からでも視聴できるため、時間や場所にとらわれず視聴できます。
Web講座では倍速機能がついています。すでに理解している部分は、再生速度を上げて視聴できるため、効率よく学習できます。Web講座には視聴期限があり、期限を過ぎると視聴できなくなります。
DVD講座
自宅のDVDプレイヤーを使って受講します。テレビにつなげば大画面で視聴でき、一時停止すれば黒板の板書を書き写すこともできます。高速再生に対応している機器の場合、時間を短縮できるメリットもあります。インターネットは使用しないため、自宅にWi-Fi設備がない場合でも受講でき、視聴期限もありません。
映像通学
最寄りの予備校へ通い、ビデオブースで映像講義を受講します。パーテーションで仕切られた空間で視聴するため、静かな環境で集中して学習できます。通学しなければならないため移動時間はかかりますが、勉強のリズムを作りやすいメリットもあります。
公認会計士予備校のオンライン講座は、自分の生活スタイルに合わせ、効率よく学習できます。スマートフォンを持っていればどこからでも視聴できるため、時間や場所にとらわれずに勉強できます。しかし、計画的に勉強する必要があったり、悩んだ時に相談できなかったりするデメリットもあります。受講方法は、Web講座やDVD講座、映像通学があります。自分に合った学習方法で、公認会計士試験合格を目指しましょう。