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大学生が公認会計士の資格取得を目指すメリット・デメリットを確認!

公開日:2021/09/15   最終更新日:2023/09/06

大学生が公認会計士の資格を取得したいと考えた時、目指すメリットやデメリットはどんなことがあるのか知っておきたいという方も多いでしょう。事前に知っておくことで試験に備え準備できます。今回は大学生が公認会計士の資格取得を目指すメリット・デメリットを詳しく解説しながら、試験に合格するためのコツを紹介していきます。
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大学生が公認会計士の資格取得を目指すメリット

まず大学生が公認会計士の資格取得を目指すメリットを見ていきましょう。

公認会計士は高収入を得られる

公認会計士になれば高収入を得ることができます。平成26年に厚生労働省が行った調査では中小企業で働く男性の平均年収は343万円~374万円、女性は257万円~280万円といわれています。

一方、公認会計士の平均年収は800万円~1,000万円といわれており一般の企業と比較してもかなり高く高収入を得られる仕事といえるでしょう。

社会的信用力が高い

公認会計士の資格は社会的地位も高くビジネス社会だけではなく金融機関の信用度も絶大です。公認会計士は医師や弁護士と肩を並べる三大国家資格の1つといわれています。社会的信用力があるので家や車のローン、クレジットカードなど各種審査はスムーズに通るでしょう。

また公認会計士が勤める4大監査法人はグローバル企業なので国内だけでなく外国人にも通用します。とくにアメリカやヨーロッパの方には認知度が高いでしょう。公認会計士の資格は社会的に信用力が高い資格といえます。

転職しやすい

公認会計士は転職しやすいといわれています。監査法人以外に税理士法人、金融機関、会計事務所、官公庁などさまざまな企業で働く事ができます。仕事の仕方は働き口が多数あるため会社勤めをする人、海外で活躍する人、独立して開業するなどキャリアの選択肢は幅広く、自由に選択できるでしょう。

大学生が公認会計士の資格取得を目指すデメリット

次に大学生が公認会計士の資格取得を目指すデメリットを見てみましょう。

合格率が低い

公認会計士になるには一次試験(マークシート方式)と二次試験(論文方式)を受けなければいけません。資格取得には両方の試験に合格しなければいけませんが、まず一次試験を合格しないと二次試験に進むことができません。

一次試験の合格率は10%程度、二次試験の合格率は30%程度といわれています。難易度も高く合格までの期間は約2年~4年、3年程で合格する方が多いです。

公認会計士になるまでに時間がかかる

公認会計士になるには勉強をはじめてから資格を取得するまで約57年ほどの時間がかかるでしょう。まず公認会計士の試験に合格するには独学や予備校で勉強をすることになります。

専門学校であれば一般的なカリキュラムが1年~2年程度あり1発で合格できても約2年は必要でしょう。公認会計士の試験は年に1回しかなくその都度不合格であればそれだけ時間もかかってしまいます。

公認会計士の試験を合格できると公認会計士協会の「準会員(4号準会員)」になることができます。ここから約2年間の実務経験が必要になります。実務経験は「業務補助」(監査法人における業務)と「実務従事」(税務調査業務、法人融資業務)があります。この要件はいつ満たしてもOKなので公認会計士に合格する前でも問題ありません。さらに実務補修所の修了が必要となります。修了には通常34年かかるといわれています。

資格を取得したら終わりではなく勉強が一生必要

公認会計士の資格は取得したら終わりではありません。資格取得後も毎年決められた単位の勉強や毎年行われる法改正、会計基準の変さらに迅速に対応しなければならずプロとして働いていくには一生勉強が必要といえるでしょう。

大学生が公認会計士に合格するためには?

ここからは大学生が公認会計士に合格するためのコツを紹介します。

試験に出る出題範囲を丸暗記ではなく理解力を高める

試験に出る出題範囲を丸暗記しても公認会計士の試験では応用問題も数多く出題されるため丸暗記しただけでは問題を答えられない場合もあります。暗記だけではなく知識を理解し学習をすすめていくことが大切です。試験内容をしっかりと把握して説明できる状態まで持っていくことで知識の理解力を高めることができます。

リハリをつける

公認会計士になるために試験勉強を行うにはなんといっても集中力が大切です。たとえば10時間勉強をダラダラと行うよりも3時間気持ちを集中して勉強を行う方が知識も身につき得られる成果も大きいでしょう。集中して勉強をし、余暇の時間を取り入れることでメリハリもつきコンディションを整えて生活できます。

予備校がおすすめ

独学で勉強を検討しているのであれば予備校に通ってカリキュラム通りに学習をこなしていくことをおすすめします。予備校は長年の経験から公認会計士の試験の出題傾向の高い問題を押さえた教材を使用し学習構成を行っています。これを活用することで効率よく学習を進めていくことができるでしょう。予備校に通う勉強仲間と共にモチベーションを高めながら勉強に励むこともできます。

ただし予備校に通うには金銭的にも費用が高く、まとまった学習時間も必要です。そういった場合には通信講座を受講してみるのもよいでしょう。通信講座は予備校よりも安く受講できます。最近では通信講座のレベルも高く低価格で質のよい授業を受講できます。

 

今回は大学生が公認会計士の資格を目指すメリット・デメリットについて紹介しました。メリット・デメリットを把握し、自分に合った勉強方法を選択することで効率よく学習できます。公認会計士を目指している大学生は参考にしてみてください。

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