公認会計士の平均年収をチェック!一般企業よりも稼げる?
公認会計士という職業に興味を抱いている方の中には、その年収が「気になる!」という方も多いのではないでしょうか。どれくらいの稼ぎがあるのかわかれば、勉強のモチベーションにもつなげていけそうですよね。この記事では、公認会計士の平均的な年収から、収入を上げる方法についてまで解説を行っていくので、ぜひ参考にもしてみてください。
公認会計士の平均的な年収
公認会計士として働けば、一般的な企業で働くよりも高年収を期待できるでしょう。その平均的な年収は、650万円から700万円程度といわれています。もちろん、年収は、どのような会社で働くのかによっても変わってきます。開業をし、報酬の高いコンサルタント業務などを合わせて行う場合には、年収もより高くなる傾向にあるようです。ただし、開業をしてもすべての事務所が成功するというわけではないので、その点には注意もしておきましょう。
また、公認会計士の平均年収は、年代別にも変化がみられます。20代は、公認会計士としてのキャリアを積んでいく期間です。後半になると一人前として認められることも多くなり、そうなれば年収のアップも見込めます。30代は実績や経験もでき、即戦力としての期待もできるため、より年収が上がる傾向にあります。知識やスキルを身につけて、大手の会計事務所などへの転職を考える人も多いです。独立をして年収を上げている人もたくさんいることでしょう。
40代は任せてもらえる役割が変わり、それに比例して年収を上げられる人が多いようです。監査法人で働く場合、スタッフ、シニアスタッフ、マネージャー、シニアマネージャー、パートナーと昇格をしますが、順当に昇格し続けることができれば、高い年収を得ることができますよ。
公認会計士が高年収な理由
公認会計士がどうして高年収を期待できる職業なのか、気になる方も多いことでしょう。次に、その理由について確認していくことにします。
まずひとつ目の理由としては、国家資格を取得するための試験の難易度が高いということが挙げられます。公認会計士試験の合格率は10%前後となっており、勉強をしたからといって誰でも合格できるというものではありません。
もちろん、国家試験に合格しなければ、公認会計士として活動することはできないので、年収も高めに設定している企業が多いのでしょう。独学に限界を感じている方がいれば、予備校やオンライン講座を利用するなど、自分に合った方法をみつけて、ぜひ効率的な学習を叶えてください。
また、公認会計士は専門性の高い職業です。業務をこなしていくためには、相応の知識やスキルが求められます。監査は公認会計士の独占業務でありながら、企業にとっても重要なものとなっているので、確実な需要があることも影響を与えているのでしょう。
さらに、公認会計士は、40代以降の人たちの年収が高い傾向にあります。一般的な企業との比較をすると、大幅な昇給が期待できるのも、公認会計士の魅力のひとつです。これにより、平均値が大きく上げられていることも考えられます。
公認会計士としての収入を上げるためには?
高い年収を期待できる公認会計士ですが、努力することによって、さらなる収入アップを図ることも可能です。ここでは最後に、公認会計士としての収入を上げるための方法についても、考えておくことにしましょう。収入を上げたいのであれば、勉強は続けて行っていくようにしましょう。資格を取得したからそれで終わり、という姿勢では、なかなか収入が上がらないことも考えられます。
たとえば、経営に関しての知識を習得することはおすすめです。コンサルティングなどの業務を行えるようになれば、より多くの利益を生み出せる可能性があります。仕事をしていくうえでは、積極的に実績を積んでいくようにしましょう。通常の業務をこなしつつ、後輩を育てていく能力についても伸ばせるといいですね。チームをまとめながらさらに経験を積んでいけば、評価も上がって、昇格のチャンスも得られるようになります。どんどん昇格していけば、その分年収も上がっていくので、キャリアアップを目指していくといいでしょう。
また、転職を考える、というのも、収入を上げるための選択肢のひとつとなります。よりよい環境にいくことができれば、年収も上げられることでしょう。もちろん、独立して開業する、という方法もあります。税務などの知識を身につけ、人脈を活かすことができれば、初年度から高い年収を期待することも可能です。自分に自信があったり、営業能力があると感じられたりしている方にとっては、思い切って開業してみるというのも有効な選択肢のひとつとなりそうですね。
まとめ
公認会計士の平均的な年収について、つかめたことと思います。公認会計士は高収入を期待できる職業でもあるため、興味をもっている方はぜひ、目指すことを検討してみてはいかがでしょうか。公認会計士の国家資格を取得するための勉強には、さまざまな方法があります。独学だけでなく、予備校やオンライン講座なども用意されているので、自分に合った方法を選んで勉強をし、夢の公認会計士としての活躍を目指してみてください。